令和2年度、宅建士資格試験、お疲れさまでした
昨日の10月18(日)は、令和2度の(コロナの影響で2回になった第一回目の)宅建士試験の日でした。受験された皆様、お疲れさまでした。
まだ、昨日の今日のことですし、疲労困憊で、資格予備校の出す模範解答の速報を見てない人もおられるのではないでしょうか。
宅建士資格は、受験者数の多い大人気資格ですので、宅建士を講座にしている資格予備校は、すごく多いです。
その多数ある資格予備校から出ている解答速報を、私なりに、3社をピックアップしまして、その模範解答例を、まとめてみました。
ご自分の解答用紙とにらめっこして、今後の分析の一助にしていただきましたら幸いです。
午前9時30分から、不動産適正取引推進機構のホームページで発表されます。
この発表で「確定」になります。予備校各社のもの解答速報は、とりあえずの暫定となりますのでご了承ください。
http://www.retio.or.jp/ ←不動産適性取引推進機構のホームページ
令和2年度宅建士試験 TAC、大原、日建学院の解答速報の一覧
私が数ある資格学校の中から、抜粋してみたのは、TACと大原と日建学院の3社にしました。
理由は、受講生が多いと思われる大手2社と、宅建に力を入れている日建にしました。
実は、42問目において、19日現在、日建学院が2つ正解としていますので、あと2社をプラスして、42問目と合格基準ラインを、クレアールとアガルートのものも、見てみました。
以下、3社+αの一覧になります。
☆間違っている場合もあるかもしれませんので、念のため、ご自分でも、各社のHPにて、ご確認のほどお願いします。
TACの宅建士試験の解答速報
大原の宅建士試験の解答速報(下の方にあります)

日建学院宅建士試験の解答速報

解答速報が、他の会社と違うことは、けっこうある
今回の試験は、問題そのものの難易度は、すこし易しくなったようです。
そこそこ勉強した人なら取れる問題が多かったということでしょうか。
予備校各社は、自分のところの受験生の自己採点と、問題を解いてその難易度をみて、合格基準ラインを決めていると思われますが、
私が宅建士を受けた年は、こんなに、各社で、合格基準ラインが違っていたことは無かったです。
50点の7割=35点が正常でありますし、36点前後というのを、みておいた方が、精神衛生上、いいかもしれません。
(LECは、37点前後としていました。ちなみに42問目は「4」でした)
また、「正解」が、各社で異なることは、宅建士試験だけでなく、他の資格試験でも、結構あることです。
受験者としては、やきもきすることですが、速報ですし、各社ともその件については、断りも入れていますので、しかたがありません。
日建学院が今回、42問目を「1」か「4」かにしています。
もしかすると、しばらくしたら、その1or4のどちらかにするか、それとも、そもそも問題文が「1」「4」とも正解ではないか!として、そのまま1and4でいくのかもしれません。
まあ、5社を見てみて、4社が「4」としているので、4になるかもしれませんね。
今回の宅建士試験で自己採点が30点そこそこだった場合について
まだ、はっきりとしたわけではないですが、ご自分で自己採点をして、その点数が、基準に達しなかった人に向けて、お話しさせてもらいます。
まあ、わたしたちは、軍人ではないのですけど、資格試験も一つの戦いとしてみた場合なのですが、どんなにやったつもりでも、負けることもあるということです。
次回にリベンジするために、今回の結果を、分析するのはとても有用になってきます。
差し出がましいようですが、今回30点くらいに、または、それ以下の人は、
ネットでの宅建士試験の勉強時間の目安の低いものを参考にしていた。
そもそも勉強時間の管理をしてなかった。
やはり、確実に、宅建士資格を初年度で、ものにしたいのなら、普通の人なら450~500時間はみておいたほうがいいと思います。1日3時間で、月90時間ですから、約5カ月といったところでしょうか。
ましてや、独学で、法律に触れたことが無い人なら、特にです。
もう、過ぎたことを言っても仕方がないのですし、今回、おそらくダメだった人も、宅建士に向けて少なからず勉強はしてきておられますから、今度は、いかにこれまで覚えたことを忘れないようにして、かつ、今回、理解できていなかったことを攻略するかです。
たとえば、自分で、弱点を書き出して、勉強時間をがっちり一日の中でルーチン化して組み込んだり、勉強時間をメモして積算していくなどです。
相性の合わないテキストだったかもしれません。
来年、宅建士を受けられるのなら、別の会社のテキストをあたってみるのもいいですし、比較的安い値段での動画配信サービスをしている資格学校もありますので、検討してみるもの良いかもです。
また、「足切りが無いから」「民法は嫌いだから」といって、勉強の科目に偏りがあった。
つまり、宅建業法ばかりやっていた。権利関係を、ほぼ捨て試合にしていた。
ということが、考えられます。(前回の記事で私も書きましたように、「超直前の戦略」としては、アリだったかもしれませんが、今後のためには、作戦変更をおすすめします)

人間の脳みそは、優れている、優れていないの差は、あったとしても、ほんの僅かのようです。
唐突ですが、ガンダムのシャアの言葉を借りるなら、
「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないと言うことを、教えてやる」です。
来年の宅建試験までに、民法に向き合ってみる
多くの宅建のテキストは、「問題の解法」に主眼を置いていますので、その下地がないまま勉強してしまうことになる受験者が、多いような気がします。
来年の試験日までは、1年あります。
一冊でも良いので、いわゆる基本書をさらっと読むだけで、アレルギーがずいぶん軽減されるとおもいます。
おすすめするのは、「民法がわかった」と「法律を読む技術、学ぶ技術」です。
私も宅建士受験のときは、民法には、手こずりましたので、行政書士試験の前段階として、これらをさらっとですけど、読んで基礎固めとしております。
また、本を買うまでもないというのでしたら、図書館にもたくさん法律の基本書はあります。(改正後の本が良いです)
例えば、来年の6月に国家資格化されるという「賃貸不動産経営管理士」をこの次の次に狙うとか、行政書士試験も視野にいれるなど、できてきます。
ちなみに、この2つとも、宅建士試験の受験日に近いので、これらは1年に1個づつがよろしいかと思います。1年に重なって、難関資格を受験するのは、私はおすすめしません。(軽度な資格なら可能だと思います)
まずは、せっかく勉強もしてきましたので、宅建士資格から頑張っていただきたいと思います。