今回は、令和6年の貸金業取扱主任者試験、「貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること」の問題36~40を見ていきたいと思います。
民法その他の法律が出題されますが、難しい問題に深入りしないようにしましょう。
過去問ベースで学習すれば、本番で6割は得点できると思いますので頑張ってください。
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること(問題28~問題42)
問題36 犯罪収益移転防止法
適切なもの
①は、金銭貸付けの契約に係る保証契約は含まれないので×
②は、本人特定事項は、確認事項の一つなので×
③は、契約終了日から7年保存なので×、作成した日からではありません
④は、その通りなので○
答えは、④となります。
問題37 意思表示
適切でないもの
①は、民法93条で「表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない」とあってつまり基本的には有効になるから×
②は、その通りなので○
③は、その通りなので○
④は、その通りなので○
答えは、①となります。
問題38 代理
適切でないもの
①は、相手方が知り、知ることが出来たのなら、顕名が無くても有効なので○
②は、その通りなので○
③は、その通りなので○
④は、その通りなので○
答えは、①となります。
言葉の使い方は難しく感じますが、条文ベースで出題されるのでなんどもテキストや法令集に目を通しておきましょう。
問題39 金銭消費貸借
適切でないもの
①は、その通りなので○
②は、その通りなので○
③は、返済期限到来前なので、借入金の返済について期限の利益を主張できるので〇
④は、その通りなので○
答えは、③となります。
問題40 担保物権
適切でないもの
①は、その通りなので○
②は、担保物権には随伴性があり債権が譲渡されたら、担保物権もいっしょに移動しますので×
③は、その通りなので○
④は、その通りなので○
答えは、②となります。
民法の物権、債権はそもそも難易度が高いのですが、テキストと過去問で慣れていくしかありませんね。全問正解は難しいので、取れるものを落とさない気持ちで挑みましょう。
民法の総則は、条文ベースで問題文も少ないですし、テキストで理解しやすいので取りこぼさないように学習しておくことが、大切ですね。
過去に民法を勉強していない人は、まず、とても平易に書かれた民法の本を通読することをお勧めします。
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