独学で資格試験を合格するためには自分の勉強環境と能力を最適化しよう!
まず、資格試験の勉強を始める前に、ご自分が置かれている今の環境の中で変えられる部分と変えられない部分を線引きして、変えられる部分は資格に向けて徐々にでもいいので変えていきましょう。
前の記事で書きましたのように資格試験は2~3日の詰め込み勉強で受かるようなものではないです。なので、計画的に進めていかなければなりません。
環境で変えられない部分とは、お勤めならその時間・お母さんなら子育ての時間・ヤング夫婦なら子供の送り迎えの時間などでしょうか。
変えられないと言っても意識的に工夫することを念頭において、対処するのがいいと思います。
変えられる部分は、いままで勉強とは無縁で何気なく生活していた方ならたくさん改善の余地があります!
娯楽の時間を勉強時間に振り替えてきましょう|独学で資格試験
特に今まで、なにげに眺めていたテレビや娯楽性のある小説・雑誌・マンガ・映画や動画配信などは「資格のために勉強するぞ!」と決めたのなら徐々に減らしていきましょう。
いきなり全部捨てられる強い意志をお持ちなら初めからバッサリ切ってしまうのもありだと思いますが、もしいきなり急にでは辛くなりそうと思うなら、少しずつ減らしていけばいいと思います。
たとえば、現時点で続きで見ていたドラマは最終回までは見るけど、その前後のバラエティ番組を「流れ」で見ていた時間ではもう見ないようにするとか、ユーチューブはお気に入りのユーチューバーのものだけみるとか。
私も今まではテレビはとても好きだったのですが、今は時間の決まっているニュース番組とお気に入りのお笑い番組しか見なくなりました。
ニュースも「1時間のニュース番組」ではなく、CS放送の簡潔なものを見るようにしています。
また、冒頭のヘッドラインだけということもあります。
私的には、もうニュースキャスターやコメンテーターの意見はいらないのですw
ちなみに、私が試験勉強中でも見ていた番組は「水曜日のダウンタウン」と「有田の脱力タイムス」くらいです。これらの圧倒的に振り切れたばかばかしさで脳みそをクールダウンと言いますか。
ああ、あと、スマホですよね。
私自身はあんまりSNSをしなくなりましたので気にしていませんでしたが、今はテレビよりスマホが「時間泥棒」でした。
あ、「時間泥棒」といえば、ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる悪役のことですね。
「モモ」的に言えば、忙しさや焦りをもたらす「時間泥棒」は、もしかしたら・・・
いや、なんでもありませんw
SNSをする目的の一つには、ご自分の承認欲求を満たすためがあると思います。
ですが、資格にチャレンジすることを決め資格に合格してからの方がその承認欲求を大きく満たしてくれると思いますので、今は極力受かるまではその時間を減らした方が良いと思います。
これらの、なにげにしていた「時間のつぶし方」を工夫して削ることで、劇的に勉強時間が増えると思います。
食事に気を遣うことは、資格試験にも良い
あと、勉強はけっこう疲れます。身体も疲れるのですけど、やっぱり脳みそが疲れますね。
数日なら平気であっても、数か月数年の長丁場となると疲れが溜まってしまいます。
その疲れが「挫折」の要因にもなりえますから、どうにか対処しておきましょう。
疲れをとるために、適度な休憩やリラクゼーションは重要になってきます。
さらに言えば、根本的に心身の疲れを取るのは、食事による体質改善だそうです。
ユーチューバーの司法書士の林先生も食事を変えて、劇的に勉強を効率化させたようです。
林先生のお話で出てくる超一流テニスプレイヤーのジョコビッチ選手の本、社労士の本番試験のあとでしたけど、「良いかな?」と思い、オープンマインドの精神で私も購入しました。

後ろの方に「おすすめ食品ガイド」も書かれていて、すぐに全部は無理ですけど、今後の食生活を変える参考に大いになりました。
1時間を超えて連続勉強するのは長距離の陸上競技で初めだけ猛ダッシュするようなこと
いつも寝るまでに、3時間くらいテレビを見ていた時間を「まるまるすべて勉強に充てるぞ!」と始めから意気込みすぎるのもよくないと思います。
というのは、2時間も3時間も連続で集中できるように人の脳ミソは出来ていないようなのです。
この話は、どこかの研究者の人が人間の集中力の持続性を研究したらしく、いっぺんで長時間勉強することは実は非効率みたいなのです。
そして、これまたどこかの教育専門家が30分くらいが適当であると何かの媒体で話していたました。私は、このことを知って以来、市販の模試をやるときと本番の試験の時以外、連続で1時間以上は勉強しなかったです。あくまで連続の話です。
資格試験は記憶することが、結局は基本の作業になります。
中学校から大学で座って講義を聞くという作業とは、脳への負荷が全然違いますよね。
記憶の作業を、1時間も2時間も連続でやると脳がオーバーヒートしてしまいます。
ほんとに熱がこもったようになって、ボーーーとしてしまいますね。
私は、たまに「調子に乗って、時間を忘れて一時間半以上」連続で、机に向かうこともありましたが、それが終わった後、脳みそが熱くなっている感じがして、そのあと、脳がリカバリーしないといいますか、ぽわっとしていると言いますか。
こうなるともう、今日やると決めていた次の科目に、集中出来なくなってしまいます。
土日に「今日は8時間勉強する!」と意気込んで、初めの1時間半から2時間を飛ばし過ぎて、脳ミソが、オーバーヒートしてしまったのでは、せっかくの計画が台無しになります。
人にもよると思いますけど、
私の場合、初めから飛ばし過ぎて1時間以上連続で勉強するのを止めた方が、結局は、その日にトータルでは長く勉強することが出来ていました。
敢えてこま切れにして集中できる時間を家の外に作る
主婦・主夫の方に、私がおすすめな時間の作り方は、お買い物の前に、どこかに適当な所に寄って、30分くらい勉強することです。
そしてこれをルーティン化すれば、すごく集中する30分を得られます。
スーパーの駐車場での車の中が結構いいですよ。
道すがらの河川敷や、公共施設のロビーでもいいですね。
というのは、電車の中や駅のベンチって、ものすごく集中して本が読めませんでしたか?
思うにこの現象って、周りがガヤガヤしていても、降りる駅までとか、次の電車が来るまでなどの限られた時間なので、ぐっと集中できていたのではないかと推測されます。
それをあえて作り出すのです。
この時間を、テキストを読み込むことに充ててもいいですし、ゴロ合わせを声出して覚えるのもいいと思います。
家でいつも同じ椅子に座って勉強していると、やっぱりその時間そのものにも飽きてきますし、集中力が持続しないと思います。私はそうでした。
この「場所をかえる」戦法は、多くの開業した先生たちがネットやYouTubeでもお話しされていることでした。
どうぞ、参考にして、ご自分なりにアレンジして、頑張って下さいね!