勉強へのモチベーションを持ち続けるには|資格試験
いきなりで恐縮なんですけど、
先日亡くなられた寺沢武一氏の漫画「コブラ」に「カゲロウ山」登りというお話があります。
どういう話かと言えば、
金塊の輸送も兼ねていた旅客機が、何者かに爆弾を仕掛けられて爆破、墜落してしまいます。
飛行機は、万年吹雪の山、カゲロウ山に落ちたというウワサが広がり、賞金稼ぎたちが集まります。
そして、みんなで組んで、旅客機が落ちたと思われる山頂を目指すことになるのです。
このカゲロウ山は、そこに山があると信じる者だけに存在し、山の存在を信じられなくなってしまうと、その者の足元から消えてしまうという山なのです。
寒さの厳しい登山中、本当に飛行機は墜落したのか?本当に金塊はあるのか?そして、そもそも山は存在しているのか?と、その存在を信じられなくなった者からどんどん墜落してしまいます。
登りきったのは3人。
落ちた人たちは、確固たる目的が無かった人たちなのです。
まぁ、資格に落ちたとしても、スノーシャーク(架空の鮫)に食べられることは無いのですけども。
強力な目的意識を持つことの重要性|資格試験
その選抜システムの種類によっては、受かりたい意識が他の人よりもすごく強くても落とされてしまうものが、残念ながら存在します。
たとえば、プロ野球のドラフトやトライアウト、他には、モデルや芸能界のオーディションみたいなのです。
典型的日本人体型で手足の短い私が、モデルとしてパリコレのランウェイを歩くことはないのです。
強力な目的意識だけではなく、選抜の基準は才能と容姿ですから仕方のないことです。
そのほかにも、視力の弱い人はパイロットになれませんし、40~50歳の人が一般の公務員試験は受けられません。
しかし世の中には才能を持ち合わせていても、やはり気持ちの面が持続せず弱かったら、その分野で芽が出ることはないのです。
勝つぞ!合格するぞ!そしてその先に「こうなりたい!」という強い目的意識を持つ人が勝ち残るんだろうと思います。
資格試験は、他の選抜に比べたら平等である|独学でガンバル!
身体的な能力の差は、その差を埋めることはかなり難しいと思います。
私がウサイン・ボルトに走りで勝つことは永遠に無いのです。
芸術や歌唱などの能力も、努力だけではどうすることもできない場合があります。
私が紅白歌合戦でトリをとることはないのです。
こういった事柄にくらべると、資格試験の勉強はまだ全然平等にできています。
勉強で使う脳は、確かに能力の差があるとはいっても、身体的・芸術的な能力の差に比べたら、その差はかなり小さいです。
そして、受けた試験の難易度が上がれば上がるほど、その試験に対する目的意識が強い人ほど、
受かるものだと思います。
宅建、行政書士で約15%、社労士で約6%の合格率です。
気持ちが強くなければこの中に入れないですし、その長い長い勉強時間に耐えて、モチベーションを維持できないです。
強力な目的意識は、その人の過去や現状でそれぞれ異なるのでしょうけど、たとえば、
のもいいでしょう。
長い勉強期間中にモチベーションが下がってしまったら|資格試験
まぁ、人間ですから、ときには、モチベーションが下がることもあります。
自分の立てた計画がうまく行かない時や、家族・会社・友人関係とのトラブルなど、やる気が途切れることは、長い勉強期間の間には、たくさんあると思います。
そのときに、目的意識が強い人が、やっぱり早くリカバリーできると思います。
そういう状態がだらだらと続いてしまうと「もういいや」と挫折しやすくなってしまいます。
冷静になって、自分と環境を振り返ってみて、その「もういいや」が本当に「もういいのか」を考えましょう!
それでも気分が落ちているときは、自分より頑張る人の姿を見て、気持ちを奮い立たせるのが良いと思います。
私のおすすめは、ちょっと古いですけど、ちばあきお氏の漫画「キャプテン」です。
この漫画は、ある野球チームの歴代4人のキャプテンの話で構成されていて、主人公が卒業とともに変わります。
私は、一人目の谷口キャプテン編が好きです。
後続のキャプテンも彼の努力を手本にしていますし。
彼は、本来、少々気の弱いおとなしい人です。
努力に努力を重ねますが、余りにも上達しないので、時にはモチベーションも下がったりもしました。ですが最後には、全国一位の学校と死闘をするくらいにまでチームが強くしていきます。
谷口キャプテンは、途中で少しだけ交代要員としてピッチャーもしますが、魔球なんかは投げません。
青春マンガに、ありがちな恋愛話もまったくないのです。
あるのは凡人を自覚したの人間の努力と創意工夫です。
そして、架空の漫画の話とはいえ、彼は、中学三年生です。
もう一人は、現実の人です。
RIZINという格闘技イベントのトップファイターでありトップユーチューバーでもある朝倉未来選手です。
少年期にケンカ三昧で長く少年院で過ごした経験のある彼が、経験者として、少年院を慰問しに行った時の動画があります。
私がとやかくここで書くより、見て頂いた方がいいですね!
11分20秒くらいから、彼の動画が始まります。
まとめ|資格試験の目的意識
行政書士あたりの資格試験から、難易度が上がって、おいそれとは受からないと思います。
やはり、用意周到な情報収集と、資格試験に掛けられる時間と試験日までの兼ね合い、さらにはご自身の目的意識が、合否の鍵になってくるのかなと思います。
とはいえ、勉強や資格試験挑戦は基本的には平等です(一部、学歴や実務経験がいるものもあります)。
人生をより良いものにしたいと思い、それを具体化させた目的意識を持って資格試験に臨めば、きっといい結果に繋がると信じましょう。