今回は、令和6年度の貸金業務取扱主任者試験で第2章ともいうべき「貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること」の問題３１～３５を見ていきたいと思います。
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること（問題２８～問題４２）
問題３１ 債務不履行 遅延損害金
☆すみません解答解説保留中です
適切なもの
元利一括返済方式は、一度に全部返済する契約です。
①は、その通りなので○
②は、法定利率が上乗せされることはないので×
③は、そんなことはないので×
④は、金銭債務の不履行は、債権者が損害の証明をすることは必要ありませんから×
答えは、①となります。
問題３２ 保証契約
適切なもの
①は、保証契約は口頭の合意だけでは効力を生じませんから×
②は、主たる債務の目的や態様が連帯保証契約の締結後に加重されても、連帯保証人には加重されないので×
③は、その通りなので○
④は、連帯保証には、催告の抗弁はありませんので×
答えは、③となります。
問題３３ 定型約款
適切なもの
①は、その通りなので○
②は、相手から請求があった場合に、内容を示さなければな入らないので×
③は、条項の一部について認識していなかったとしても合意をしたことになるので×
④は、定型約款は個別に合意しなくてもいいので×
答えは、①となります。
問題３４ 相続
適切なもの
①は、文章中の「相続の放棄したときは」、代襲相続は起きないので×
②は、判りやすく、妻と母親とすると、妻が２/3、母親が１/3となりますので×
③は、限定承認は、被相続人全員が共同で行う必要がありますから×
④は、民法第951条そのままの文章で○、相続財産法人となります。
答えは、④となります。
相続の問題は、基本を押さえると正解しやすいので、過去問などをしっかり繰り返しておきましょう。
問題３５ 会社法 取締役
適切なもの
①は、任期の短縮又は伸長することはできるので×
②は、その通りなので○
③は、多額の借財は、一取締役に委任することは出来ませんので×
④は、当該取締役も賠償責任を負うことがあるので×
答えは、②となります。
商法・会社法、特に会社法は範囲が広く深入りすると「沼」に落ちることになるので、テキストや過去問の基本情報を繰り返し読んで習得するのが良いと思います。
民法の総則は、条文ベースで問題文も少ないですし、テキストで理解しやすいので取りこぼさないように学習しておくことが、大切ですね。
過去に民法を勉強していない人は、まず、とても平易に書かれた民法の本を通読することをお勧めします。
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確かに市販のテキストだけの独学よりかは、お金が掛かってしまいますが、受かってしまえば、そんなことは気にならなくなるはずです。
