働く人すべてにおすすめしたい日商簿記検定①概要や必要性について

電卓青色 日商簿記

会社で、会計事務に就いたことがない私ですが(個人事業の簿記経理はしました)、簿記は、働く人すべてにお勧めしたい資格です。

「会計ソフトがやってくれるから簿記資格は要らないという人」もたくさんおられるとは思いますが、簿記資格を取れば、就職・転職・起業の際に、対外的にもアピールできますし、なにより、会社の会計(血液の流れ)がわかって、自分の自信の一つになると思います!

以下では、日商簿記検定に関することを書いていきたいと思います。

日商簿記の試験は、他の記憶メインの資格試験とは一味違います

 

リアルな電卓

帳簿に記入するので、簿記。または、
英語のブックキーピングから、その名前が、きているという話もあります。

簿記の資格がない皆さんも、簿記がどういうことをするのかはだいたいお分かりかと思います。

会社での毎日の取り引きを、それぞれの科目に振り分けていって、月末や年末にまとめるアレですね。そして、会社のこの一年の成績表である「決算」が行われるのです。

資格の勉強のことで言えば、簿記検定試験が他の資格と大きく違うのは、覚えたことを紙に書いたり、選択肢から選んだりで、ハイ正解!ハイ間違い! という記憶メインの試験ではなくて、
簿記のテキストで覚えた理屈(論点といいます)を駆使して、電卓を叩いて計算し記入して、その数字が合っていれば、ハイ正解!となります。

つまり、簿記検定は、実技の試験であり、普通の文系の試験より、ひと手間・ひと工程多いというわけです。

この簿記検定の勉強の攻略法は、その論点というやつをとりあえず読んでみて、うろ覚えでも、すぐに、実際に電卓を叩いて、演習してみることだと思います。

脳で記憶するよりか指で覚える勉強と言いますか。

手の写真

ですので、電卓を叩くことに重きを置く試験勉強になります。
なので、慣れないうちは、ちょっとイライラすることもあるかもしれませんが、すぐに慣れます。

それと余計なことは考えないことです。

その余計な事というのは、現実の会社では伝票や領収書をパソコンに入力していくだけ、その伝票も読取機で読ませる時代になったから、簿記の資格はいらないという説のことです。

たしかに実際ビジネスの現場では、電卓やそろばんで計算することは少なくなっていくでしょうし、足し算引き算はパソコンのソフトの中でやってくれます。スキャナーで領収書を読み取らせることも出来ます。決算も会計ソフトに入力すれば、計算してくれます。

しかし、そのリアルの簿記の仕事で「なんでパソコンに入力するのか?決算のしくみや財務諸表のある程度の判断」など、その簿記的な物事の考え方や、その先にある会社の会計を理解するためには、この簿記検定を受けることが、一番手っ取り早い習得方法なのです。

簿記的な物事の考え方というのは、お金のに対するバランス感覚とでも、いいましょうか。

働く人すべてにおすすめしたい簿記検定②テキスト・問題集・YouTube番組など
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世界で古今東西、会社経営が行われてきて、そこから導き出されて、だいたいここまでは大丈夫とか、この線を越えたら経営を圧迫するとかの、経理上の目安が存在します。

その目安を理解するには、簿記のしくみを知っておいた方が、断然理解が早いわけです。

日商簿記検定の試験について

帳簿の写真

日商簿記検定は、受験希望者が多いので、年に3回、けっこう小さな地方都市でも、開催されています(統一試験方式という)。日本商工会議所は民間の組織とは言え、ほぼ公的な意味合いもあり、日本全国にありますから、受験の機会がたくさんあります。

日本商工会議所の支部である市町村商工会議所で、たいていは行われると思います。

ちなみに、ここで私が書いているのは、この日商の簿記のことです。
商業高校の生徒さんがうけるのは別の簿記団体みたいですし、その他あと2団体あるらしいのですが、私は詳しく知りません。

一般的に多くの企業が評価しているのは、この日商簿記なので、私はこれを受けた次第なのです。(他の団体の簿記資格でも、もちろん評価してくれると思われますけど)

それと、個人的に受験に際しておすすめなのは、なるだけ小さい市町村の商工会議所で受けることです。

別に住んでいる町の商工会議所でなくて、越境して隣町で受けてもかまいません。

と言いますのは、私は大きな町で受けると、他の受験生の電卓の叩く音が気になるだろうと思ったからです。(私の住む町も都会と比べたらずいぶん小さいのですけどw)

ですので、私と同じように、他人の発生させる音が気になる人は、あえて隣町の住んでる町より小さいところの会場で受けると良いですよ!

実際、受験者数が少ない方が、その電卓の音のストレスが、ずいぶん減りますので。

ちなみに私の住む市は人口10万人弱で、隣の市は人口3万人です。

面倒でなければ、人口の少ない商工会議所のある町まで行って申し込んで(たぶんネットでも出来るはずです)、そこの商工会議所で簿記検定を、ストレスを減らした状態で受けましょう!(でも、大都会だと、隣の町もそんなに受験人口は、かわらないかもですね)。

ちなみに私が受けたときは、私の受験番号は1番でした。そして2番の人まで。つまり二人ですw

簿記3級の問題用紙と私の採点結果
職員の方の配慮もあってか、コロナ禍の一年前でしたが、机も大きく離してくれましたので、もう一人の受験生から受けるストレスは全くなかったです。

この点は、地方に住む者の弱みが、強みになったところでしょうか。

ちなみに受けた簿記3級の試験、自己採点で83点でしたが、実際は88点でしたw

まぁ、この簿記3級でしたら、噂では結構満点を取られる人も多いみたいなので、そんなに優秀なわけでもないです。

合格基準ラインは、70点ということでした。

コロナの蔓延に伴って、日本商工会議所は、簿記検定試験も、都道府県の主要な街にある「テストセンター(という民間の教室)」で、CBT試験で行われることになりました。テストセンターに空きがあれば、年に何回でも受験機会が出来たということになります。これで、ご自分の都合と、勉強の進捗状況にも合わせやすくなりました!

すべての商売人は簿記を知っておいた方が良い

二宮金次郎写真

簿記的な物事の考え方は、経理や総務の人だけのスキルにするのは、すごくもったいないです。

ビジネスに携わるすべての人の素養になれば、もっと日本人の一人当たりの生産性がアップするのではないかと、勝手に想像したりもしています。

簿記の目的の一つは、経営方針を判断する材料を、数字で出すことです。

その出された数字に、会社の重役さんたちは一喜一憂し、給料が決まり、みなさんのボーナスが出るか出ないかの分かれ目の判断材料になっています。

この簿記的な思考はあらゆる行動に通じるというのは、言い過ぎではないような気がします。

二つのボールの重さを量る人の絵

商品の仕入、人件費、賃料、などなどを、バランスよく、その会社の実情に見合った数字を目指すための指標となります。

そして、このバランスが崩れると、立て直しには多大な労力が必要になったりもします。

この資格でそのバランスの仕組みを知ることは、商売に携わる者にとって、非常に役に立つと思います。

見せてくれるのであれば、自分の働いている会社の財務諸表を知ることは、とても大切な事だと思います。

それが判らなければ、日々自分がやっている仕事や、営業部隊が取ってきた売上が、どういうプロセスで自分の給料になっているのか判らないからです。大企業で株式上場している会社なら公表しているのでわかるのですが、おそらく中小企業の従業員さんは、知らない人のほうが多いような気がします。

会社が、財務諸表(や就業規則←関係ないけど)を、昭和の考え方で教えないのか、

従業員の方が、給料さえ上がれば良くて、簿記なんか面倒臭くって知りたくないのか、

いずれにしても、あまり良いことではないと思います。

実は経営者すべてが、簿記と会計をよく知っているわけではない

ユーチューブで会計の話をされる起業酔話のキミアキ先生という方がおられます。

この方は大手の予備校で簿記の講師をされていた方で、その後奥様と税理士事務所を始めて、中小企業の酸いも甘いも知っておられる方です。

そのお話の中で、社長の中には簿記・会計をよくわかってない人が多数おられるとのこと、ましてや従業員をや、ということです。

会社を興してからは本業に忙しくて、よくわからない簿記・会計は税理士さんにお願いするところは多いと思います。

また、最近までサラリーマンをしていた人が、地元に戻って町工場を引き継ぐなんてこともあるでしょう。

サラリーマンやOLさんであっても、自ら勉強しなければ、経理部や総務部に居なければ簿記会計のことは分からない人が多いのではないでしょうか。

街の社長さんの中でも、今までの経営の経験である程度の簿記の言葉や仕組みを理解しているけど、この先の経営の道具として簿記の技術をフルに発揮していない、とのことです。

もし、日本の社長のすべてが、簿記会計を駆使されていたら、日本の中小企業に赤字企業がこんなに多くはないはず、ということらしいですね。

会社のオリガミをたたむ人の絵

因みに、一代で大企業を育てた京セラの稲森氏も、初めのうちは、簿記・会計がよくわかっていなかったようです。

その後、簿記会計のブレーンを得て、その人と議論の末に、京セラの経営のノウハウが作られていったとのことです(アメーバ経営)。

下のおすすめ本は、キミアキ先生がリコメンドされていたので、私も購入した「稲盛和夫の実学 日本経済新聞出版社」です。

600円しませんでした。字が大きくて、回想録的なのでさらっと読めます。でも、内容は濃いですよ。


つまり、裏を返せば、働く側の人間の立場からすると簿記を取得するということは、会社で重宝される可能性が高まるということです。

インディードなどの求人サイトで検索すると、簿記を持っている人の需要がよくわかりますね。

2級を持っていれば転職にかなり有利ですし、資格手当も出してくれるところも多々あります。

その他のメリットとしては、あなた自身が起業するときに、ものすごいアドバンテージになると思います。

そのほか、さらに上級資格を目指したりFPなどの他の資格への足掛かりになるなど、ご自分の職業人生での使い方は、たくさんあるのです!

 

日商簿記3級試験は、なんといってもコストパフォーマンスがよい

お金ユーロの写真

日商簿記3級なら一回の受験と取得までに、全部で一万円しないです。
受験料が3300円くらい。テキスト・問題集のセットで3000円くらいです。
別の会社の書籍を買っても、一万円しないということです。

他の資格試験と比べるとかなりコスパのよい資格となりますね!

あ、あと、電卓もですね。

簿記試験では、電卓はものすごく、重要な道具になってきます。

カードのように小さいもの、反応が遅いもの、そしてテストで禁止されている多機能すぎるものは使えません。受験の要綱に書いていますので、確認してくださいね。

アマゾンなどみれば、値段と使いやすさがレビューでだいたいわかると思います。

カシオ派とシャープ派が、実務ではおられるみたいです。まあ、初めて使い込んだメーカーがその人の派閥になるのでしょうけども。

で、私は、無派閥のキャノンです。品番HS-1220TUGです。市場価格は2000円前後。

  • 文庫本より、だいぶ大きめ。
  • 12桁ある。ディスプレイが大きい。
  • ディスプレイが少し、こちらに傾いている。
  • 数字の1ボタンの横に「C」がない(素人の打ち間違えで消えてしまわないように)


まあ、私は、簿記3級という、入り口に立っただけの人間ですので、初心者用の電卓?でいいと思いましたが、さらに勉強が進んでいる人たちは本格実用電卓?なるものをお使いの方が多いらしいですね。

7000円台くらいのものらしいのですが、まぁ電卓は長年使えますので、後々のことを考えると3級受験する前に、良いものを購入しておくのも全然アリだと思います。

まとめ|働く人すべてにおすすめしたい日商簿記

YouTubeを見ているときに、たまたま2ちゃんねる創設者のひろゆきさんも、動画の中でこの簿記をとることについての有効性を語っておられました。

無資格の状態の人や就職に悩む人に、お勧めされています!

 

まとめますと、

日商簿記検定を取得すると、

・転職サイトの求人数を見ても、会社の実務から離れている他の難関資格にくらべても、すごく多いです!

・資格を取るためのコストも他の資格に比べてもすごく低いです!

・IT化されたとしても、素地である一生ものの会計の基礎知識・スキルが手に入ります!

・独学でいけます!

・たとえ落ちたとしてもリベンジする機会が年3回あります!

・CBT試験も導入されて、自分の都合の良い時に受験できるようになった!

 

私は現在、簿記3級だけですが、将来的には2級を受けよう!と思っています。

ビジネスの足掛かり的な検定資格、日商簿記3級、お勧めです。

独学では簿記検定試験が難しい方へ

簿記の資格が欲しいけど、勉強の取っ掛かりが出来ない。仕事が忙しい。テキストを読んだだけだとどうしても理解できない。

個人の置かれている環境はそれぞれです。勉強の方法や時間で悩むこともあると思います。

そんな場合は、無理に独学でやろうとせず、教えるプロに任せる手も全然ありだと思います。今は、スキマ時間の有効活用で、資格を取る時代になりました。

そのスキマ時間の有効活用なら、このスタディングが有名です。大手資格予備校よりも安く(建物などの経費が無いからでしょうか)、空いている時間に、スマホで勉強出来るのが良いですよね!

スタディング1

スタディングHPより引用

受験コストは比較的低く、受験機会もたくさんある簿記検定試験ですが、充分な理解がないと、なかなか合格までが遠いのも事実です。

資格取得を主眼に置くならば、独学で右往左往しながら勉強を進めるより、カリキュラム通りに進んでいくのが、合理的ですね。

スタディング2

スタディングHPより引用

 

独学で簿記に挑戦する人も、資格アプリ等で簿記に挑戦する人も、是非とも合格を勝ち取って頂きたいと思います!

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