宅建はその努力が報われやすいコスパのいい資格
宅建は年間20万人を超える受験者のいる大人気の資格です。
土地や建物に関する資格ですから、不動産屋さんや大家さんでなくても、誰にでも何かしらの関わりがありますので、とっつきやすさもあります。
そして、その人気の理由は、資格を取った後の、そのコストパフォーマンスの良さに尽きると思います。
以下では、私の受験時のことと、宅建士の利点などを話していきたいと思います。
私が受けた平成29年度の宅建士試験は?
私が宅建士を受検したH29年度のデータは、
だった模様です。
行政書士、社労士が、だいたい5万人申し込んで、4万人受験するみたいですが、規模としては、その4倍にもなるんですね。
それだけ、人気=需要があるということの証拠でもあります。
そして、宅建士の試験は50点満点中の、例年だいたい35点前後の合格基準ラインです。
つまり、約七割が合格基準ラインです。
しかし、その年の合格者数や問題の難易度で、合格基準ラインが、かなり大きく前後します。
31点から37点という幅は、試験が終わってから、ドキドキする受験生が大多数になる試験でもありますね。
なので、38点以上取っておけば、比較的心穏やかに、合格者発表まで待てます。
そうはいっても、覚えることがたくさんあって、そう簡単に行かないのも事実なのですけども。
私の宅建士受験について
ご参考までに、下の写真は、私の自己採点と合格証になります。
ちょっと見えにくいのですけど、50点中42点でした。
この年の合格予想ラインは、大手予備校などで、34点前後と予想されていました。
で、35点が実際の合格基準点だったので、その予想はおおむね当たっていたということになりますね。
さらに、ちなみにですが、受かった人にだけ合格証がおくられてくるみたいです。
そして、受かった人にも自分が正確に何点だったのかも、知らされなかったと思います。
得点分布の紙みたいなのは付いてなかったですし。
宅建士資格はなにかと有益な資格
宅建の資格を目指す人は、不動産屋や建築で働いている人、または、就職を目指す人が、試験を受けるのだと、昔は思っていました。
今も主流はこれなのでしょうけど、これ以外の理由で受験する人もたくさんいるみたいです。
不動産業界に就職するだけではない宅建士資格の魅力
宅建士を目指すことは、他の法律系資格の土台の知識をつけることができる
宅建試験の第一編の権利関係をわかることは、主に民法ですが、行政書士の試験にとてもつなげやすいです。実際、私がそうです。
宅建より上位の法律系資格は、社労士以外は民法が絡んできますので、足掛かりを作っておくことが出来ます。
また、FP試験を受けるなら、5章の不動産の部分は、かなり楽に戦うことができます。
人生のセーフティネットとなりえる
不景気や社会の変化で、この先どうなるかわかりません。現在、不動産業界に居なくても、宅建士資格を保有しておくことは、かなり心強いことだと思われます。
資格の難度に比べて、その需要と得られる可能性のある収入は、高いです。
転職を余儀なくされても、現状は他の資格よりも求人は多いです。不動産業界の規制の一つとして、宅建士の必置義務がありますので、法的に必置ではないその他の資格よりも優遇されます。
金融業界でも有資格者を求めることがある
不動産業界だけでなく、金融業界でも有資格者を必要としています。
私の古い知り合いで、大学時代の同級生だった者が、信託部門のある銀行に就職しました。
彼は、勤めてすぐに宅建を取っていました。
まあ、大手銀行が、宅建を持っていることだけで、中途採用することはあまり考えられませんが、必要としている業界は不動産業界だけではないのです。
もし学生さんや若い人なら、早めに宅建士を受験し取得することをお薦めます。
就職活動や転職活動、その先の人生がかなり有利になるし、安心材料にもなりますね。
不動産業界への有利な切符である宅建士資格
法律上、宅建士資格は、業務独占資格であり、宅建士にしか出来ない仕事があります。
たとえば、不動産の契約締結前に行う重要事項の説明や、そのあとの記名押印は、宅建士の独占業務です。
宅建業者(不動産業)には、宅建士が1人専属でいなければ、業務ができないことになっています。まあ、だいたいは、宅建業者のたる社長が、宅建士を持っていると思います。
会社によっては、宅建士を取得した人にけっこう多めの資格手当を出しています。
たぶんですが、不動産屋ならほとんどの会社で資格手当を出していると思います。じゃないと他の会社に流れてしまうのかもしれませんし。
そして、それぞれの宅建業の事務所の社員の5人に1人の割合で、宅建士がいなければなりません。
つまりは、大きな会社ほど、宅建士の数が必要ですので、宅建士の資格を持っている人にとっては転職市場ではかなり有利となるわけです。
ちなみに、勉強を進めていかれるとわかると思いますが、宅建業法という法律がこの資格のメインにありまして、
そしてこの法律の性格は、一言で言えば「規制」です。
「アレしてはダメ、コレしてもダメ、一方で、こうじゃなきゃダメ」もたくさんあるということです。
つまり、不動産は金額が大きいので、知識の豊富で有利な立場の業者と、そうでない一般人が取引するときに、一般人が多額の損をしないために、業者の業務に規制をかけているのです。
この前提の基本部分を念頭に、勉強を進めると理解が、早いかもですね。
独立も出来る士業の一つでもある
宅建士資格をもっていると、宅建業者に慣れますので、独立して活動することもできます。
他の上位法律系資格に比べて、資格の勉強時間はかなり少ないほうですが、本人の才覚次第では、最も稼げる可能性を秘めた資格かもしれません。
なんたって、売買の場合、一つの取り引きで扱う金額が、大きいので、手数料の金額もそれに比例して多くなります。
宅建士で独立の、最初の雰囲気を感じるには、
「これだけ! まんが宅建士 2021年度版 日建学院」というマンガがいいかもしれません。
私はこのマンガを購入して、試験勉強の初期に学習に利用していました。
このマンガは、不動産屋を開業したての主人公の周りで起こることを、面白おかしく題材にしています。
勉強方法としてのマンガを読むことは、
勉強し始めでは、難解に感じる部分も、さらっと読むと、そのあとの勉強の理解が深まります。
資格試験の導入時期のマンガは、おすすめします。
ちなみに、800円のを3冊だったのが、今は、まとまって一冊になっているみたいですね。
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