私は令和3年の第18回のキャリアコンサルタント国家試験に合格しています。
一応、一回目で、かつ、すべて「A」判定での合格でした。
(普通にやれば皆さんもAになるんですけど)
ただ、この第18回の試験は、一節によると、ある事情で合格率が軟化したと言われています。
この話は、別の機会に取っておきまして、今回は、
まことしやかに言われている理由↓
私のキャリアコンサルタントの養成校選びと、そこで学んだこと、そこでは学べなかったことなど、そして初めに買った問題集について書いていきたいと思います。
キャリアコンサルタントの養成校選び(結構重要。だけど初めてでは、わからないこと)
現在、キャリアコンサルタントの養成校は21校あるみたいです。
当然、私もこの表の中の養成校で学習しました。
私は鹿児島県の、さらに地方の町に住んでいます。県の都市部である鹿児島市内にでるのは、車でも、電車でも、1時間以上かかります。それには、交通費が、車でも電車でも、往復2000円くらいかかってしまいます。
この上記サイトの開催予定地を見ていただくと、都会しか講座を開かない学校がたくさんあります。
まあ、人口が少なく、それに伴って受講希望者が少ないので仕方がないところでしょう。
鹿児島で開催予定の学校もたしかに数校あります。あるんですが、情報が少なくて、ネット調べて、それでもわからないことは、直接電話で問い合わせました。
そうすると、どうやら、教える講師がその県に常駐しているわけではなく、年間で地方を「巡回」しているようなのです。
ですので、自分の都合の良い時期に「通学」で講義を受けることが出来ませんでした。
では、私はどうしたかというと、
この一覧表の左に「オンライン」とあります。オンラインならば、地方に住んでいることや、交通費を心配することはありません。(ちなみに、オンラインをする養成校は去年に比べて、ずいぶん増えた感じがします。私はちょうど今の時期5月ごろに、オンライン受講を申し込んだ記憶があります)
ただ、オンラインといっても、次に行われる国家試験に合わせて開催時期は限定されていますので注意が必要です。
私は、「どこでもよかった」のですが、
この開催時期と、オンライン、値段、老舗感で、この表の中の一つを受けました。
コロナのおかげと申しましょうか、ずいぶんZOOM的なものが世間に広がってきましたので、これは田舎に住んでいるものとしては、喜ばしいことですね。
まぁ、反面、zoomは画面からでしか伝わらないので、リアルなライブ感を100%出せないことがあったり、自宅にいるので余所行きの気分ではなく、中にはご自分の主張を「好き勝手いう人」もいたりしましたw
あと、キャリアコンサルタントには、団体が2つあります。こんなことは、受講段階では、よく分からないことです。そもそも2個あるのが不思議でなりませんでしたが、団体の利権争いと天下りの話を総合考慮すると、「ああ、なるほど」と理解でしました。
まぁ、結果的には、どちらの団体をベースに教えている養成校なのかは、書いてあってもわからないことですし、現状、資格試験に受かってしまえば支障はないので、どちらでもいいと思います。
(テストの内容が、なぜか違うという、さらに謎なことはありますが、難易度がそう大きく変わることはないらしいです。この二重行政的なモノは、受験者にはまったく得な話ではありません。得をするのはだれなんでしょう)
キャリアコンサルタント養成校で学ぶこと・学べないこと
始めにお伝えしておきたいことは、キャリアコンサルタントの養成校のカリキュラムは、
国家資格キャリアコンサルタント試験を受けるために受けなければならないモノ(実務経験者の受験等の一部例外はあり)
ですが、
国家資格キャリアコンサルタント試験の合格が約束されたモノでもなく、また試験対策に時間を割いてもいません(講師が余談的に試験について話すこともありますが、場つなぎ的な、ほんの僅かなものでした)
例えますと、公立の中学校みたいな感じです。高校受験には一定のカリキュラムを受けなければならないので、登校して授業を受けます。でも、その勉強内容で、高校の合格を中学校の先生は請け負ってはいませんね。
これと同じです。試験に受かるためには、ご自分で試験用のテキストと問題集等を購入する必要が出てきます。
ですので、本番の試験の対策は、早めにされておかれるのが、あとあとの「心の余裕」に繋がってきます。
(とはいえ、私が受けた第18回の合格率は、学科試験80%超、実技60%超という高い合格率でしたw)
こちらのサイトに第19回までの合格率などを詳しく解説されています↓

厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ(データの出処ですね)
確かに高い合格率ですが、養成校で学んだことだけで、他に対策をすることなく、ほぼ「無勉」で受かるとは思いません。
やはり、試験の対策をしておく必要はあると、経験的に思います。
そもそも、この試験は、学科と実技があります。
養成校でも期間の前半に「制度は何ぞや系」や「理論家」の講義をさらっと受けますが、ほんとにさらっとです。あとは自分でやるのみです。
(養成期間は、3カ月の期間ですが、週一です。わずかな期間ですね。そして、その多くは実技的なトークする実習的なものが占めています)
後半になるにつれて、ZOOMですけどグループに分かれて、ロールプレイと言って、相談者役とキャリコン役に分かれて模擬面談をします。そのあと「あ~でもない、こ~でもない」と意見を出し合う格好になります。
お互い素人です。ですから技法や理論を度外視して(まだ知らないので)、今まで生きてきた経験をぶつけてくる人もいますw
つまり、何が言いたいのかというと、世の中にはいろんな人がいて、そのいろんな人とこのキャリアコンサルタントの養成講習で出会ってしまうことがあるということですw
私も変なところがあるのは自認しておりますが、この「いろんな人」の中には自分の「変なところ」を抑えることなく生きてこられた人がいます。
そして、こういう人にありがちなのですが、素人同士なのにやたら「指示的」「経験的」「全能的」になってしまうのですね。因みに、私の言う、この該当者は、たまたまですが50前後のオバサン達でした。
おそらくですが、彼女たちは、この資格や仕事において、将来、裏方の存在になる意識が薄いんでしょうね。
今となっては「反面教師」だったと思うしかありません。
でも、これから、これらの人(彼女らが、受かったのかどうか、仕事に使うのかどうかは不明ですが)と面談をされる相談者さんは、受けた後、もやもや感が残るのかもしれませんね。
生意気ですが、試験に受かることと、カウンセリングの資質は、別問題なのです。
そして、今度は養成校のことについてですが、
いろいろな資格試験を受けてきた私が思うには、この養成校の教科書が教育系の本の中でもっとも「アカン本」の一つでした。
書いている人が分担して書いているのは仕方が無いにしても、とにかく読みにくいのです。
いかにも、昭和の公立中学の教科書のような「カリキュラムを流すこと=教える側の論理=分かり易さを検討してこなかった」構成で書かれていて、何が特に重要なのかが、非常に分かりにくいのです。
メインの教科書なのに、外部の問題集をあらかた解いて、空いた時間でしぶしぶ読み直して、ようやく内容が繋がるといった具合の構成になっています。
ですので、予習復習的に、外部の問題集を買って、
並行して、又は、先んじて学習しておくのが、よろしいかと思います。
特に学科の項目は、空いた時間に、自分で学習を進めていけます。覚えることは、早めに取り掛かったほうが、記憶の定着に有利です。
あと、人によっては、学科と実技は別物と考えられている人もいるみたいなのですが、
私はそうは思いません。学科で得た知識は、実技のベースになりますので、早いに越したことはないと思います。
はじめに買った問題集|キャリアコンサルタント試験対策
養成校の講習が始まって、ちょっとしてから、アマゾンで購入しました。秀和システムの問題集です。
緑の本は、実技用のものです。今までキャリコン問題集には「実技用」のものがほとんどなかったらしく、この緑の本がほぼ初だったようです(解説書みたいなものはあったようですが)。
なので、どうせなら同じ出版社のモノをと思い、買った次第です。
問題も解説もさらっとしています。脳に用語を記憶させるのが、この一問一答形式がよろしいかと思います。
因みに一回目はさらっと読んだので「よ」としてます。そのあと3回解いたんですね。
×のものは、いつまでやっても、×という受験アルアルもw
実技の問題集は、面接と論述を切り取ってました。
なんで切ったのかを思い出しますと、なぜなら、論述は筆記と同じ日にテストがあるからですね。
上記の当局のサイトで、ページの内容の紹介をしています。どうやら解説が詳しいみたいですね。
なんか、損した気分ですw
なので、こちらの本が私のキャリコン試験に間に合っていたら、購入していたと思います。
因みに、イキがるわけではないですが、学科の点数は、50問中48点でした(100点換算で96点)。ですので、上記の秀和システムの本で十分受かります。
学科試験の難易度的には、分量から考えても、FP3級、販売士2級、危険物乙4くらいでしょうか。
でも、簡単だからと言って、学科に関しては、やらないと得点は上がりません。
自分でどんどん進めていける科目ばっかりですので、早めに読んでおくことをお勧めします!
次回は、学科以外に、私が取り組んだこと、読んだ本などを紹介していきたいと思います。