ビジネスを始める前に100冊読む⑭

ナップとカーネギー その他資格・書評

これからちょっと気忙しい?感じになってまいりました。ブログの更新も1カ月ぶりです。

理由の一つにキャリコンの講習が始まりました。ズームでの受講ですので移動がなくだいぶ楽なんですけどね。

そして、じきに社労士になるための事務指定講習の後半戦も始まります。

時間経過とともに、折角受験前に覚えて、そのあと忘却しきったものがどんどん出てきていますので、復習も少しはしていかなければいけないなと思っています。

ですので、当分は簡素なバージョンの書評ブログになったりもします。

ま、あとで書き直せばいいやというのもありますし、備忘録としての役割でもありますし、そもそもそんなに閲覧されているわけでもないですしねw

 

さて、今回の本ですが、自己啓発といえばコレみたいな感じのようですね。

私が今まで「自己啓発」という言葉に近年になるまで馴染まなかった理由を考えてみると私の青春時代には、自己啓発セミナーという胡散臭いのが多かったのです。高額な商材を買わせる目的なものやヨガなどを通じて宗教につながるものなどです。

あと、若気の至りなのですが、自分には自己啓発はいらないという驕り、自分で道を作るんだから自己啓発しなくてよいという考えもありました。

ここにきてようやく自己啓発という言葉を受け入れる感じになりました(あまりにもオジサンすぎて遅すぎな感じはしますけども)。

人を動かす|Dカーネギー山口博訳|創元社

世界の発行部数が1500万部以上、日本でのそれは500万部以上だそうです。

著者はもう66年も前に亡くなっていて、本の内容の年代はそれより前になるわけですが、そういうのは気になりませんでした。人間の普遍的な心の作用を促すことによって、お互いに良い関係を結んでいく姿勢が書かれています。折に触れて、何度も読み返す価値のある本でした。

道は開ける|Dカーネギー香山晶訳|創元社

こちらの本は上記の「人を動かす」の続編になっているようです。こちらは日本で300万部だそうです。「人を動かす」はこちらからの働きかけ、能動的な内容なのですが、この道は開けるは、受動的で人間が抱える悩みについての対処方法を書いています。

人間の成功や幸福というのは、つまるところ、悩みをいかにして克服するか(見方を変えるとか、こちらの考え方を変えるとか、忘れるとか、他人様と比べたら全然マシだとか)の先にあるのでしょうね。

社長は労働法をこう使え!|向井蘭|ダイヤモンド社

来年からは、中小企業にもハラスメント相談窓口が義務化してきます。そして、日本の生産性の低下の要因の一つにこのハラスメントの問題、それからのメンタル不調の問題があります。

著者は企業側の弁護士として労働問題に携わっておられますが、突き詰めると法令遵守でいかに企業の痛手を少なくするかを書いておられます。

日本の企業経営は従業員の「無知と優しさで成り立っている」と書かれていましたが、それは本当にそう思います。

今は、法律に敏感な従業員が労働紛争を起こす程度でその対処療法で何とかやっていますが、

もし、従業員が企業に法的義務を守らせる「一大ムーブメント」が起きたら、日本の企業の多くはは事業が停滞してしまうのではないかと思います。

 

ですので、予防というのが大事になってくるわけですね。

で、その予防というのは、何か特別な秘策があるわけでもなく「先回りして法令遵守しておく(行政・司法に言い訳できる体制になっておく)」ということになるようです。

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