ビジネスを始める前に100冊読む③

ヘレネーと本三冊あいさつ・雑記

今回も読み終えたものを、3冊挙げています。初歩的なマーケティング本とコンサルタント本、それと自己啓発本になります。

そのうちの2冊は「ビジネスを始める前に100冊読む」と決める前から買って読んでいた本も、おさらいで読んで挙げています。

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる|佐藤義典|青春出版社


青春出版社。なんか見覚えあるなと思って調べますと、むかしの大学受験生ならお馴染みの「試験に出る単語」略してシケタンまたはデルタンを出していた会社でした。

さて、こちらの本は、新書サイズで、小説的なつくりになっていまして読みやすく、マーケティングの基礎を教えてくれます。

内容は、若い女性が社命で、赤字続きの料理店を、マーケティングを学びながら立て直していくという話になっています。

表紙が、手を腰にしてピザをくわえるというなんともヤングアダルト向けの絵であります。

そして内容も絵に沿った雰囲気がありますが、まあ、本格的な小説を読むわけではないですし、読みやすければいいわけです。そして、各章の最後には、まとめとしてきちんとした解説もありますので大丈夫です。

こちら、今は新たに紙ベースでは出版されていないのでしょうか、キンドル版で出ていますね。

さらに、この本をマンガにしたものも出ているようですので、マーケティングの基本を得るためには、良書という評価なのだと思います。(絵の感じは変わったようです)


基本だからこそなのですが、商売を成功させるために、よくよく考えなければならない項目として、

ベネフィット(お客さまの)

ターゲット(店の)

強味・差別化(店の)

売り物・売り方・売り場・売り値(店の)

想い(店の)

というのを具体化していくことが書かれています。しかし、いざとなると頭を悩まします。

私は以前に、リテールマーケティング検定(販売士)2級を受けたことがあります。検定では、どちらかといえば、商売における基礎的な一般的な科学という意味合いのものでして、それはそれで、大いに役立つことだと思います。

リテールマーケティング(販売士)検定 商いに携わるすべての人におすすめ!
私の中学時代の友人で百貨店に勤めている者がいるのですけど、 久しぶりに会話したときにたまたま「資格」の話題で盛り上がりました。 そして、話の中でこの販売士のことを知りました。 ちなみに彼は、入社1~2年目にはこの販売士2級...

この「新人OL・・・」は、もっと実践的な・人的なことの予習といったところの位置づけですね。この本では項目の順番で「想い」が最後に書かれていますが、一番中核になるものは、この「想い=どう貢献したいか」であるとしています。

稼ぐコンサルタントの起業術|富田英太|日本実業出版社

 

ふと思い出したのですが、中島みゆきさんの歌に「あした」というのがありまして、

その1番の一節に「♪形にない ものに誰が 愛なんて つけたのだろう 教えてよ」というのがあります。

コンサルタント業も、形のないものを扱います。ノウハウや情報を売る商売です。

愛とはオーバーなことを言うつもりはありません。この本でも書かれていますが、肝心なのは、経営者の経営理念のようです。

これがあやふや、もしくは無いと、いくら集客を増やす作戦を立てても、スタッフのモチベーションを上げようとしても、うまくいかないし永続しないとのこと。

コンサルタントには、いろんな種類があります。土木から、結婚、受験、保険、経営、スポーツなどなど、多種多様ですね。

士業も一応コンサルタントに入るわけですので、クライアントのニーズに答える人間にならなくては、商売がそもそもできないです。

この本の前半、中盤は、まぁ参考にさせてもらうくらいにして、

最後の方で、感銘した部分があります

多くの経営者がコンサルタントを使うわけは、組織運営と売上改善の向上を目指すためなのですが、それに対して、著者は「コンサルタントとしての仕事の優先順位」をつけられています。

優先順位は、①から⑫まであるのですが、集客はなんと⑪番目、スタッフのモチベーションは⑧番目になっています。

①番目は、経営者の意識改革、②番目は店の徹底分析、③は経営理念の確立、④ブランディング施策の立案となっています。

このあたりは、経営者の心(考え、気持ち)の話になりますね。

経営以前の話で、起業する人の本音は、金儲けのため、生活のためという人が多いと思います。親の事業を継いだという人もいるでしょう。

まぁでも、それを言ってしまうと起業する意味・経営する意味が薄らいでしまいますので、何のために、誰のために、何がしたいのか、どうありたいのか、ということを模索しなければなりません。

で、こちらのほうが、事業計画や採用、サービス内容などより優先順位が高くされています。

まあ、実際、実務になると、採用とか、財務とか、個別・個別の問題の対処療法になるのだろうなぁと想像できますし、経営者の意識改革ってことで、聞く耳を持った社長であったらいいですね。

で、おおいなる、そもそもになりますが、

まず私自身が「どうあるべきか」「目的」「目標」をはっきりと考えていないので、他人様からお金をもらって「どうあるべきだとお考えですか?」などと聞くレベルにまだまだぜんぜん達していないです。

まぁ、余談ですが、この本のP90に「クライアントからは信頼できる専門家(士業を含んでいると思われます)をつないでくれたと感謝されますし、紹介された専門家も営業代行してくれたのですから、快くマージンを払ってくれます」とあります。???

これって、社労士だと「社労士でないもの(コンサルタント)が、社労士の業務を下請けする社労士にさせて(事件のあっせん)報酬を得る=アウト」の図式だったと思います。たしか、過去問であったような、なかったような。

他の士業でも「紹介料」に関してはアウトだったような気がします。

事務所では紹介料の受取お断りしています。 | 藤沢駅前の司法書士・行政書士事務所ローライト湘南
代表の成川です。最近色々な業者の方から「お客様をご紹介頂ければ紹介料をお支払いします」とご提案を受けますが弊所では全てお断りしています。大変ありがたいご提案だと思うのですが、司法書士には以下のような規定があります。(不当誘致等)第13条司法書士は、不当な方法によって事件の依頼を誘致し、又は事件を誘発してはならない。2 ...

弁護士さん・司法書士さんは、条文(不当誘致等13条)で、紹介料を、貰っても、払ってもダメみたいですね。

幸せになる勇気|岸見一郎・古賀史健|ダイヤモンド社


前回紹介しました「嫌われる勇気」の続編になります。

話は「嫌われる勇気」の三年後。例の感情のコントロールに難のある青年が久しぶりに哲人を訪ねることから始まります。

この本には「帯」がついてまして、そこにはこの「青年の毒舌ベスト3」というのがあります。

誰がどういう基準で選んだベスト3かはわかりません。

1位 わざわざ嫌われたいと願う人間などどこにいますか!

2位 わたしは嘘で塗り固められた善人よりも、己の欲望に正直な悪党を信じます!

3位 ふん、そんなもの理想論ですね。

あの青年にしては、パンチが無さすぎです。

では、私が選ぶ青年の毒舌を同じく3つ挙げたいと思います。

P70 いい加減にしろ、この鉄面皮め!なにが悲劇の安酒だ!

P114 ・・・・こ、この忌々しい毒虫め!

P153 軽口を叩くな、このサディストめ!

私が選んだのは、ホニャララ・・・め! の三連発です。

学校の先生になったこの青年の日々の苦悩は、わからなくもないです。そうとうストレスフルな仕事なのだろうとも思われます。

激しい悪態をついていた青年は、それでも哲人との対話を進めて、

与えよ、さらば与えられん。(聖書の「求めよ、さらば与えられん」をアドラーならこう言う)

幸福とは貢献感である。

自立とは自己中心性からの脱却。

を聞きます。

そして、さらに対話が続いていき、

青年は「・・・・愛、自立、そして共同体感覚‼ なんということだ、アドラーのすべてがつながってくるではありませんか!」とまで、理解を深めています。

P270で哲人はこう言っています。

たとえば「花が好きだ」と言いながらすぐに枯らしてしまう人がいます。水をやるのを忘れ、鉢の植え替えもせず、日当たりのことも考えないで、ただ見栄えのいいところに鉢を置く。たしかにその人も、花を眺めることが好きなのは事実なのでしょう。しかし、花を愛しているとは言えない。愛はもっと献身的な働きかけなのです。

この「花」の部分を、お金でも、猫でも、犬でも、異性でも、伴侶でもなんでもいいので、当てはめて考えて、自己の戒めにできますね。

この部分を仕事にすると、マーケティングのところで書いた「想い」や、コンサルタントのところで書いた「経営理念」を考える考え直す継続させることができるかもしれないと思いました。

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