ビジネスを始める前に100冊読む⑥

トロの足と本あいさつ・雑記

新年が明けまして、ずいぶん経ってしまいました。

年末年始は読書量が増えるだろうなと思っていました。

時間はあったのですけども、残念ながらそうならなったですw

さて、ここのところ自己啓発本・心理学本などを読んで、士業としての実務もさることながら、私個人的な人としての能力に着目して改善していくのも、ビジネス上大いに有用だと思った次第です。

ちなみに、サムネイルの写真では分厚いオレンジの本が一番下で、本4冊が積まれているように見えますが「熊本ラーメン桂花」の箱になります。

雑談力が上がる話し方|齋藤孝|ダイヤモンド社

齋藤先生は、明治大学の国語の先生でいらっしゃって、テレビ番組有田の脱力タイムスでも解説者として出ておられる有名な方ですね。

私自身、10代20代のころは雑談はけっこう出来ていたのですが、年齢を経るごとに雑談が下手になってきたなと感じていました。まあ、生活に支障はないのでほっておいたのです。

しかし、この若いころの雑談は、無思慮なもので自分が話したい事をとにかく話すという、相手方の取り方などはあんまり頓着していなかったです。

この本では、相手80で自分20くらいの話量でちょうどよいと書かれています。

そして雑談というのは、相手も、自分も、あっちこっち話が飛んでもかまわない、むしろ、その方が雑談としては効果的みたいですね。

多くの男性は、理屈で話して、筋が通らないと白熱される人もいます。

私もそうだったかもしれません。士業の仕事は、相手の話を聞くことから始まりますが、いきなり、業務の堅い話からするなら、正直、士業の仕事はどんどんAIにとられていってしまうかもしれませんね。人間味がないからです。

ましてや、昭和な「先生」の感じで、上からモノを教えている雰囲気では、新しい世代の人のウケがいいはずがありませんね。

お互いの雰囲気をほぐそうとするときは、くだらない、たわいのない、もしかすると「時間の無駄」と思われる会話の方が有用なときもあるでしょう。

この本には、雑談のネタとして、新しいことに触れて積極的に仕入れる必要性が書かれています。

このことに対してはまさしくそう思いますが、ちょっと古い本(2010年)なので、文中に漫才コンビ「はんにゃ」の金田氏が小中学校の生徒に人気と書いてあったのは「十年ひと昔」だなあと感慨深いです。

プロカウンセラーの聞く技術|東山紘久|創元社

この本は、京都大学の名誉教授で、臨床心理士の東山先生が書かれた本です。

アマゾンのレビューでも高評価でした。

31個の話に区切られていて、読み進めやすいです。

結論から言うと、私の今までしてきた「会話」というものが、いかに「聞き手」ではなかったということを示されて見透かされた感じがします。

さすが、いろんな人の話を聞いてきた臨床心理士の先生ですね。

一般的に、夫婦、親子、上司部下、こういう関係で話をするとき、どうしても、上下関係を基盤にして話してしまいます。

それでは「話をする」といっても会話が始まれば、上位者が一方的に話していることが多いですね。

聞く技術は、徹底的に「listen」することであって「ask」することではないこと、だそうです。

人は、話し続けるよりも聞き続ける方がしんどいですし、なによりすぐに「話したがり」ます。

この点を、いうなれば戦略的にできればいいのですけども、常人には難しいなぁとも思います。

まあ、士業は人の話を聞くことから仕事が始まりますので、いきなり法律や理論・持論をお客に聞かせても、いい関係が結べないのはわかります。

人間は、自分に都合の悪いことは、心を開いた人以外には話したがりませんから、たとえば、労働問題で会社と揉めた人が相談に来た時に、こちらが「良い聞き手」にならなければ、労働者が自己のミスを話してくれない場合が想定されます。

そして後になって「どうしてその話を先にしてくれなかったんだ」と思う前に、その話を話してくれる雰囲気を作れなかった自らの失敗を認めることが重要です。

まあ、こちらも素人ですから、臨床心理士というプロの「聞き手」の手法を垣間見て「今後の自らの会話に活かせたら」と思いました。

そのためには、なんどか繰り返して読んで、家庭などで実践するのがいいかもですね。

労務管理のツボとコツがゼッタイにわかる本|寺林顕著・米澤章吾監修|秀和システム

実はこの本は、社労士試験を受けると決めて、労働法あたりを勉強し始めた初期のころ、いまいち勉強に実感がわかないなぁと思っていまして、本屋を物色しているときに購入したものです。

購入の決め手は、社労士が書かれて弁護士が監修しているところ、判例がけっこう載っているところ、カエルさんの会話が導入になっているところ、そしてサブタイトルの「最初からそうおしえてくれればいいのに!」です。

カエルさんの吹き出し

現実的には、社労士試験対策としては網羅していないのでテキスト替わりにはなりません(本の前半部分は働き方改革の関連法を解説していますので、それはそれで試験にも有効とは思います)。

でも、無味乾燥なテキストには載っていない実地の対処がわかりますし、

会社の経営上想定されるトラブルを回避する方法を書いています。

例えば、

  • SNSに情報を書き込む社員、
  • 会社の援助で資格取得した社員が退職したいと言ってきた、
  • 副業の要望があった、
  • 不倫していた社員を解雇したい、
  • 社員がライバル会社に転職した、
  • 組合から団体交渉のお知らせが来た、

などなどです。

どちらかというと会社寄りに書かれた本です。いずれにしても、前もって書面でルール作りしておくことが、トラブルが発生したとき、ボヤで済むか大火事になるかの分かれ道みたいですね。

これらの簡単な書類の雛形の例もあります。

社労士試験には出ないですが、興味深い内容でしたので、ちょうど去年の正月ごろに、試験勉強の合間の箸休め的に読んでいたと思います。

結果的に、この本のおかげで勉強にも将来の実地にも興味が湧いたので良かったと思います。

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