いつになるのかは、今のところ決めかねていますが、将来的に士業の仕事をする前に、関係するジャンルの本をたくさん読んでおこうと、前回、前置きとして書きました。
ビギナーとしてすら実力が備わっていないのに、社会の荒波に向かうのは、凡人ならば、基本的に、無理だと思います。たまに勢いと努力で成功する人もおられるでしょうけども、そんな人のマネをしても、皆ができるものではないですし、危険だと思います。ビジネス上での危険とは廃業の可能性につながります。
例えるなら、サーフィンでは、波にサイズがあるときは、沖(アウト)に向かうために、幾重にも寄せてくる波の下を潜り抜けるドルフィンスルー(和製英語とのこと、英語でダックダイブ)の技術が必要です。
ある程度の形でもいいので、これができないといつまでたっても、小さい波か、岸よりのインサイドでしか、海に入れなくなります。
とはいえ、ドルフィンスルーができないのに無理してアウトに出ようとするのは、いろんな危険を伴います。
沖(アウト)に「出る、やめておく」の見極めは自分でするしかないのですけど、これは、ビジネスや実社会に通じるものがあると思います。
ビジネス心理学100本ノック|日経文庫|榎本博明著
ある状況にあって、自分の心の持ちようと、相手の心の持ちようとを理解することは、商売においてはとても重要なことだと思います。
たまにお見かけする人当たりのすごく良い人は、新人でも、多少のミスがあっても、失礼なことを言っても、人柄で許される場合がありますが、凡人はそうはいきません。
私も含めてですが、とりわけ、SNSで見ればわかるように新参者のオジサンは不人気でw、世間においても風当たりは、つよめです。なぜならオジサンだからです。
ですので、素のままのオジサンでは、うまくいかないと思われますので、このあたりのことはじっくり勉強したいと思います。
あと、客商売をしていて、つらく感じることは「困った人」が一定数、残念ながら居てることです。
どの商売でも、気に食わないことがあると、お金をいただく前から、真っ赤になって怒る人がいます。いやがらせなのか、正当なクレームなのか、年配の方の「加齢に伴う脳の」なのか、見極めが肝心ですね。個人の客商売は、この対処の方法を間違うと、評判を下げられてしまいます。
この本では、そのことに関係したことも、最後に軽く10個の話で触れています。
一回読んだくらいでは、この本の極意を得ることはできませんので、なんどか読んで使える状態にしておこうと思います。
社労士・弁護士の労働トラブル解決物語2冊|労働新聞社
社労士お二人、弁護士お二人の4名で書かれています。
内容は、物語調になっていまして、①で12話、②で8話あります。
簡単な事例集と考えることができます。物語になっているのは、話の内容が入ってきやすいのでいいですね。テキストでの勉強だと、かまえてしまいますが、このつくりなら気楽に読めます。
薄いので値段もお手頃です。
社労士資格試験を受けられる人が読んでも、試験対策の読み物にもなると思います。
例えば、パワハラ、セクハラ、未払い残業などの話、同一労働同一賃金の話、労災の脳血管疾患の話、長時間労働のうつ病の話などもありました。
この本も一回読んだくらいでは、パワーアップするものではないので、書かれている事例を自分の実力につなげるには、折を見て読み返したり、判例と照らし合わせることが必要だと思いました。