ビジネスを始める前に100冊読む①

ヘレネーさんと三冊です雑記・書評

いつになるのかは、今のところ決めかねていますが、将来的に士業の仕事をする前に、関係するジャンルの本をたくさん読んでおこうと、前回、前置きとして書きました。

ビギナーとしてすら実力が備わっていないのに、社会の荒波に向かうのは、凡人ならば、基本的に、無理だと思います。たまに勢いと努力で成功する人もおられるでしょうけども、そんな人のマネをしても、皆ができるものではないですし、危険だと思います。ビジネス上での危険とは廃業の可能性につながります。

例えるなら、サーフィンでは、波にサイズがあるときは、沖(アウト)に向かうために、幾重にも寄せてくる波の下を潜り抜けるドルフィンスルー(和製英語とのこと、英語でダックダイブ)の技術が必要です。

ある程度の形でもいいので、これができないといつまでたっても、小さい波か、岸よりのインサイドでしか、海に入れなくなります。

とはいえ、ドルフィンスルーができないのに無理してアウトに出ようとするのは、いろんな危険を伴います。

沖(アウト)に「出る、やめておく」の見極めは自分でするしかないのですけど、これは、ビジネスや実社会に通じるものがあると思います。

ビジネス心理学100本ノック|日経文庫|榎本博明著

ヘレと本

新書サイズの見開きでひとつの話になっていますので読みやすいです。空いた時間にさらっと読みすすめることができます。

ある状況にあって、自分の心の持ちようと、相手の心の持ちようとを理解することは、商売においてはとても重要なことだと思います。

たまにお見かけする人当たりのすごく良い人は、新人でも、多少のミスがあっても、失礼なことを言っても、人柄で許される場合がありますが、凡人はそうはいきません。

私も含めてですが、とりわけ、SNSで見ればわかるように新参者のオジサンは不人気でw、世間においても風当たりは、つよめです。なぜならオジサンだからです

ですので、素のままのオジサンでは、うまくいかないと思われますので、このあたりのことはじっくり勉強したいと思います。

あと、客商売をしていて、つらく感じることは「困った人」が一定数、残念ながら居てることです。

どの商売でも、気に食わないことがあると、お金をいただく前から、真っ赤になって怒る人がいます。いやがらせなのか、正当なクレームなのか、年配の方の「加齢に伴う脳の」なのか、見極めが肝心ですね。個人の客商売は、この対処の方法を間違うと、評判を下げられてしまいます。

この本では、そのことに関係したことも、最後に軽く10個の話で触れています。

一回読んだくらいでは、この本の極意を得ることはできませんので、なんどか読んで使える状態にしておこうと思います。

社労士・弁護士の労働トラブル解決物語2冊|労働新聞社

トロと本

社労士お二人、弁護士お二人の4名で書かれています。

内容は、物語調になっていまして、①で12話、②で8話あります。

 

簡単な事例集と考えることができます。物語になっているのは、話の内容が入ってきやすいのでいいですね。テキストでの勉強だと、かまえてしまいますが、このつくりなら気楽に読めます。

薄いので値段もお手頃です。

社労士資格試験を受けられる人が読んでも、試験対策の読み物にもなると思います。

例えば、パワハラ、セクハラ、未払い残業などの話、同一労働同一賃金の話、労災の脳血管疾患の話、長時間労働のうつ病の話などもありました。

この本も一回読んだくらいでは、パワーアップするものではないので、書かれている事例を自分の実力につなげるには、折を見て読み返したり、判例と照らし合わせることが必要だと思いました。

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