ビジネスを始める前に100冊読む㉔

ナップさんと反省と言いかえとマーケギア その他資格・書評

10月に入りました。

今月は、両立支援コーディネーター基礎研修、給与計算のオンデマンドの講座、キャリアコンサルタントの筆記試験の勉強、その実技試験のオンラインでの練習、プラスして「この100冊読む」のための本読み、などなど忙しくしております。

エクセル、パワポ、ズーム、RPA、基本から学んで行かなければならないパソコンスキルもユーチューブを見たくらいで止まっています。

いろいろ、多方面に手を出して、身に付いているのか?と問われると甚だ心許ないのですけども。

さらにふと将来的に、社労士・キャリアコンサルタント(まだ試験を受けてもいないのですが)の仕事(お金云々ではなくて)として、基本的な出所者の支援も勉強しておこうと思い立ちました。

ご存じのように、出所者への世間様の風当たりはたいそうきつく、法の縛りもまたきついです(5年ルールなど)。

もしくは福祉の話題から蚊帳の外です。

老人・子供・障がい者は、弱者救済を求められますが、出所者のはあまり聞きませんね。そして、それら出所者の為の施設やケアなどの書籍も他の支援を受けるグループとは比較にならないくらい少ないです。

出所者は実は、認定されていないけれども障がい者であったり、認知症の高齢者であったり、幼少期には彼らもまた被害者だったりしているようですが、被害者心情を酌みすると、大々的に支援が行えないのはわかるのです。でも刑務所への「出戻り」が半数と聞きますし、出所者の高齢化も気になります。

念のため書いておきますが、私は、重大犯罪者はしかるべき法の処断を受けるのは当然だと思います。精神障害や人格障害で犯罪傾向が強い人は、しかるべきプロの治療が必要だと思います。

そうではない出所者は社会的にどこかで包摂しないと、いつまでたっても、立ち直りができないようなのです。矯正施設(刑務所)が、彼らの福祉施設になっているのは現状では仕方がないのかもしれませんが、やはり地域に溶け込んで一般市民として生活できる環境があるほうがいいとも思います。

国の経費(つまりは税金)的に言っても、病気などで個人差はあるとは思いますが、刑務所でかかるお金より生活保護の方が一般的には安上がりで済むようなのです。

これに関連してですが、出所者の話だけでなくて、日本の地域住民の「村八分気質」が和らいでほしいと思います。

私は、村八分気質は、いじめ気質やハラスメント気質の本家だと思っています。

例えば、コロナ禍の初期には、コロナに罹った家に石を投げたり張り紙したり、病院勤めの人がいる家を排除したりと、人間は時として「得体の知れない恐怖」に対処しようとするときに、暴力的かつ集団的に、その他者の人権を完膚なきまでに痛めつける悪癖を抱えていますが、これ、何とかできないものかと思います。

とは言え、選別する、異質を排斥する、これもまた人間の本質の部分でもあるし、つまるところ、対処療法的にしかできないのだろうなぁとも思います。

反省させると犯罪者になります|岡本茂樹|新潮新書

一見すると「なんでやねん!」となります。

でも、じっくり読むとその真意がわかりました。

たしかに「上辺だけ」の反省は、その人の心にモヤモヤしたものを抱え続けると思います。

一度、その受刑者の心のわだかまりを、すべて吐き出してもらうことが、真の反省のベースになるようです。

この本に書かれていたことは、受刑者関連のことだけではなく、親子関係、上司部下、あらゆる人間関係に通じるお話だと思いました。

言いかえ図鑑|大野萌子|サンマーク出版


私自身が、相手に気を遣って(というか言葉に気を遣って)話していないことが、この本でを読んでよく分かりました。

オジサンだからと許されるものでもないですし、むしろ、オジサンはただでさえ「オジサン」と思われていますから、意識的に言葉のチョイスをするのが良いだろうと思います。

まあ、この本はちょっと「マナー講師」的な雰囲気がありますから、全部が全部納得のいく「言いかえ」ではなかったところもあります。

あと、この本を私の奥様にプレゼントしたいのですが、パラパラめくったあとに「出来ていないっていうの!」と怒られそうなのでやめておきます。

行政書士のためのマーケティングギア|行政書士法人シグマ|第一法規


行政書士のメジャーかつ人気の業務の解説と参入方法、それら実態を書かれています。

挙げますと、価格競争に巻き込まれない「許認可申請」編、成年後見業務からつなげる「遺言業務」編、入管業務から始める「外国関連業務」編、となっております。

最後の章には、士業が気を揉む「業際問題」についてもその対応が書かれていました。

成年後見業務も入管業務も、その道のスペシャリストになるには相当な修行がいると思われます。

私自身は、この本を後学のために読みました。

私の行政書士資格の使い方はまだ試案中なのですが、社労士資格と組み合わせの法人設立・許認可業務を検討しています。

海事代理士資格との組み合わせもやりたいのですが、まだ具体的な方向も定まっておりません。「二兎追うものは…」ですし、そもそも時間がありそうにないので、これはじっくり温めておきたいと思います。

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