この記事を書いた当時2020年(令和2年)に、私は社会保険労務士試験を受けて、結果待ちの身でした。試験合格発表まで、悔やんだり、アァーと一喜一憂しておりました。
なぜなら、自己採点で、ボーダーラインぎりぎりだったことと、資格予備校やネットで今年度の点数の予想ブログを書いている人の記事を見ていたからです。
自己採点で、一喜一憂するのことは、自分のテスト内容の振り返りの意味で、全部悪い事とは思いません。でも、精神衛生上良くは無いですねw
ということで、合格した今だから皆様にお伝えできることもあろうかと思い、記事にしています。
社労士試験は独学でいけるのか|独学でガンバル!
いけると思います!
でも、まず初めに皆さんに断っておきたいことがあります。
社労士試験に関しましては、私は今年(2020年)が初受験でありまして、結果待ちの身であります。
(追記:合格していました!)
自己採点で、なんとまあ、ちょうどボーダーライン上にいます。択一44点です。
今まで過去に取得してきた資格を書くときのように、強い自信をもって書いているわけではありません。
でも、一応、ボーダーライン上に乗ったことで一年目の社労士受験生の勉強方法としては、まあ、方向性としては間違っていなかったとも言えます。
もちろん、足りてない部分があったのでボーダーライン上なわけでありますから、その部分においては、ダメなところもあったと重々認識しております。
それは、
このことは別の記事で後述することにいたします。
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別の機会にこの「年金ズバッと解法」を挙げています。丁寧ですごくわかりやすいのです。しかし、私は、この本の読み込みや理解が足りていませんでした。
本の付録に、カード(自分で切り取る又は切り取らなくてそのままひっくり返して読む)が付いていて、とても有効的なのですけど、回しきれなかったことも、国民年金択一4点という結果だったんだろうと思われます。
で、この社労士資格の試験は、私にとって、
- 置かれている立場、
- 金銭的なこと、
- 地方に住んでいること、
- 自分の脳力を勘案して、
現状、マックスな資格だと思いました。
それ以上の上位資格はちょっと環境的に能力的に無理だと判断しています。
この社労士試験を受ける前に、一応、他の資格と私の脳力を比較検討したこともあります。
私は前に行政書士試験に合格しているので資格の難易度ランク表では、社労士と同程度の枠の中にある「土地家屋調査士」を検討しました。
土地家屋調査士は測量したものを登記する資格者で、登記簿の「表題部」の登記をする仕事です。
土地の手続きをするということで、私が受かっている行政書士と絡めるとシナジー効果があるみたいです。
ちなみに登記の「権利部」は司法書士さんのお仕事ですね。
測量ということでお気づきかと思いますが、試験内容に数学的要素の多い資格です。
私は、中学・高校のときの苦手科目は数学でした。物理も苦手です。
図形の計算くらいまではなんとか理解できたのですが、三角関数のサイン・コサインあたりで挫折しましたw
一応、「よくわかる数学」や「マンガでわかる測量」などの本は取り寄せて検討したのです。
去年(2019)の12月の初め頃ですね。例によってマンガからですw
「まんがでわかる測量」の出版はオーム社というところで、電気・土木系のエンジニア向けの本の会社みたいです。(PR)
ネットで買うのもはずかしいような、花の子ルンルンの時代のような表紙の絵です。
「よくわかる数学」は、サブタイトルに「測量士補、土地家屋調査士をめざして」とついています。出版社はこの土地家屋調査士資格で有名な東京法経学院という資格予備校です。
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ちなみに私がこの東京法経学院に通いたくても住んでる県には、この予備校はありませんし残念ながら近県にもありません。
どうやら土地家屋調査士は受験者数がそこまで多くないので、予備校の地方開校はないようですね。残念ですけど仕方がないことです。
以前、当ブログで書いた内容で、まず「取りたいなぁ」と想うその資格が、自分に合うか合わないかを判断するのに、マンガ本や初心者本で判断することをみなさんにおすすめしました。
この方法は、引き返すのに、つまり受けるのを止めておく判断をしても、金銭的・時間的に痛手が少ないのです。
ちなみに、この「よくわかる数学」「マンガでわかる測量」は、記念に部屋の本棚にインしていますw
お節介ながら、初回保険労務士の試験には、数か月、数年の期間を、その勉強に割かなければいけません。お金も掛かることでしょう。
社労士試験と、ご自分の置かれた環境や社労士試験の科目との相性などを良く比較検討してから、大きな決断をされた方がベターだと思います。
その判断する材料は、社労士のマンガ本だったり、YouTubeだったりになるのです。
社労士試験を受ける前にやっておいたほうが良いこと
話を社労士試験に戻しますと、資格の難易度・トータル勉強時間数などの下馬評は、行政書士や海事代理士より手ごわい相手だと認識しておりました。
ですので、とにかく「今年のお正月とお盆はないものと思え!」と自分にだけ言い聞かせます。「趣味的な活動も控えるように!」と自分にだけ言い聞かせます。
私は週一回武道系の習い事を、隣の市まで習いに行っていたのですが、行くとやっぱりどっさり疲れて、その日と次の日くらいまで体力が回復しませんでした。
ですので6月くらいから、先生にお話しして稽古をお休みしていました。
資格が難しくなればなるほど、その度合いは強まります。
社労士試験もその勉強期間は、かなりの長丁場になります。人によっては数年にわたります。
一回一回は些細なことでも、時間経過とともに、フラストレーションが溜まっていくのが人間です。
例えば、ゴミ出し、掃除、土日の過ごし方、収入減など。
資格予備校の威信をかけたデータ収集と解答予想|社労士試験
この社労士試験の正式な結果発表は、11月の初旬に、厚生労働省のホームページで発表されるとのことです。そして郵送にて通知書の送付の流れです。
試験日は8月23日(日)でしたから、約2か月半、すごく長い待ち時間となります。
自己採点や予備校の予想もあくまでも仮ですので、ヤキモキする時間が、いたずらに過ぎていくのです。
私のようにおそらくボーダーラインの上の人間は、8月23日から一週間くらいは、パソコンの画面で検索しまくりwだったと思います。
何を検索するのかと言えば、大手の資格予備校が出す合格予想ラインのデータのことです。
試験が終わったときから、各予備校の威信をかけたデータ集めが始まります。
こんなのがあるのかと、私はこの時まで知りませんでした。
ふと何かを検索したときに「各社こんなのもやってる~」と、たまたま知ったのです。
自社の受講生もさることながら、私のような予備校の部外者も入力出来て、それらの自己採点を集計し、自社の過去のデータと問題の難易度などを勘案して、今年の合格予想ラインをあぶり出すということが行われています。
私は、TAC、LEC、辰巳法律に、自分の自己採点を入力しました。
これ、ポチポチ入力するのがめっこうめんどくさいし、表示画面にたどり着くのにも、どこだ?どこだ?と探してしまいましたが。
以下は、その私が入力したデータです。
まずはTACから。
左が私の自己採点(仮)で、右がTACに情報提供した人約1500人の平均です。TACの択一の予想ラインは44点です。
(仮)としたのは、あくまで自己採点だからです。マークミスや、転記間違いがあれば、ドボンですので。
LECのデータです。
LECの択一の平均点は39.9点です。
データの人数もTACよりも少ない約900人のデータです。TACとの平均点の差は2.7もあります。
ちなみに、TACにデータを提供した人数が一番多く、かつ、一番得点が高いです。
TACデータの択一の平均は42.6点です。例年の全受験者の得点はだいたい30点ちょっとくらいなので、全受験者との差は、12~13点もあるということみたいです。
TACにデータを提出した人たちは「そもそもTACの受講生」「意識高い系」「ボーダー辺りでソワソワ組」の人たちです。わたしは三番目のソワソワ組です。
各社がデータを集めるのは来期の受講生集めのこと、つまりは、商売のことが絡んできますから、大きく予想を外すことはメンツにかけても出来ないでしょう。
そして、予備校の出したデータを分析して、独自の予想をブログなどで出している社労士さんもいます。社労士銀次郎、社労士ヒカルが有名なところみたいです。
大手ではない予備校は、集めるデータのサンプル数が少ないので、最終的には、担当の先生の、経験と勘に頼っているのでしょうか。
それらを表現するのに「肌感覚」という言葉を、皆さん使うんですね。知りませんでした。
で、択一。
クレアール42点、山川予備校45点です。だいぶ開きがあります。山川の予想だと私は落ちますね。
ああ、余談ですが、この択一式は、70点満点のテストです。
で、当局の規定通りだと、7割の49点獲得しなければならないのですが、それではあまりに合格率が下がるので、じゃあ、例年だいたい45点くらいの難易度にしましょうかとなったみたいですけど、それでも難しい年があって、合格者が減ってしまう事から、42点とか43点とかの年があるようです。去年は43点でした。
問題の作る側も大変なのはわかりますが、自分たちで引いた基準を上げ下げするのはどうなのかなぁと思います。(ま、私はその上げ下げの恩恵をうけた人間なんですけども)
社労士試験あるある、自己採点に疑心暗鬼になる
で、肝心の私の自己採点を詳しく見ると、
選択式は足切りなく40点満点中32点。
社労士試験一番の「鬼門」の労働一般は5点中3点でした。
試験が終わって当日の夜、大原の解答速報が出ました。
で、択一式の労災の問題で「協議中」が二つもあったので、それを除外すると42点。
「あー、総得点で、落ちたわ」と思いました。
その後、協議中の問題の解答が出て、二つとも、正解だったので、44点。
家で勉強しているときから自分でわかっていたのですが、私は問題を読むのが遅いのです。
本試験でも、時間はまったく余りませんでした。
マークシートは、解答用紙だけ、ざっと埋まっているかを見ただけ。
通常の試験なら時間が余るのでやるであろう、問題用紙に書いた文字と、解答用紙のマークシートの部分を、きちんと一つ一つ照らし合わすことも、できませんでした。
ですので、この自己採点44点は、かなり不確実性のある点数でした。
もし、多くの予備校の予想が外れて、択一式が45点以上だと私は落ちていました。
マークシートミスがひとつでもあったら、そもそも落ちます。
そういうところに、私はいます。(いました)
なので、私が取得してきた他の資格のようには、明確に資格取得の助言は出来ませんが、独学で、田舎暮らしで、一年目で、合格ラインに乗ることはできるのかと問われれば、うん…まぁ…と、かろうじて言える程度なのです。
社労士試験の勉強方法がわからない
また科目に対する時間配分がわからない、仕事や家事でまとまった時間が取れない、などの人は、始めから「教えるプロ」を頼るのもいいかもしれません!
資格の大原(PR)
私は他のブログ記事で書いていますが、確かに独学ではありますけど、資格の大原の社労士試験対策の「社労士24」という、パワーポイント的な教材を購入して勉強していました。
ユーモアのある語呂合わせで人気の金沢先生の軽快な講義です。
内容は24時間で一周することをコンセプトにしていますから、試験内容を100%を網羅しているとはいえませんが、でも100%覚える必要はありませんし、わたしの脳ミソでは無理でしたでしょう。
市販のテキストなどに比べるとお高い約8万円でしたが、他の講座にくらべると断然安いです。(直前対策をプラスしたものは128,000円)
社労士試験に定評のある大原では、通学から、直前対策・模試まで、個人の立場にあったバリエーション豊かな講座を区分けして提供していますね。
スタディング(PR)
スキマ時間の活用を掲げて、既存の資格学校より安価な、WEBの講座に特化しているスタディングは、忙しい環境に置かれながらも社労士試験に挑戦する人にとっては、強い味方になると思います。
直前対策と模試がついている「社労士合格コース フル」は、大原の「社労士24+直前対策(12800円)」と比較検討ですね!
WEB講座は、繰り返し何度でも聞けることがメリット大です。人間の記憶は、接触回数で忘却曲線の低下をいかに下げないか、ですからね。
大原もスタディングも、すでに来年の2025年に向けたWEB講座です。来年の栄冠を勝ち取るために、早め早めに動き出した方がベターだと思います!
次回からは、どのようなテキストで、どのように勉強してきたかをお伝えしていきたいと思います。