社労士試験独学初学者は、社会保険科目・一般常識に早めに馴染むほうがいい
ありがちなのですが、労働科目をはじめのうちから順番に、じっくり時間をかけてしまうのは、この社労士試験の「不得意科目をつくらない」に合致する勉強方法ではないからです。
来年の本番直前期において、初学者がおちいりやすい社会保険科目、労一・社一の一般常識科目の理解度が薄くなること=低得点、をなるべく避けるためです。
市販のテキストでも、社労士V的なテキストにもなる雑誌系にしても、社労士24のように予備校の進捗に準じて教材が送られてくるものにしても、社会保険科目に触れるのは春くらいからになってしまいます。
そして、はじめにもっともボリュームのある健康保険法をいままでの、ゆっくりしたペースでこなしていくと、年金科目・一般常識科目が、どんどん後ろに押されてしまいます。
労働科目は、社会保険科目にくらべて量が少なめ、本番での配点も少なめです。
労基と安衛で1科目、労災と徴収で1科目、雇用と徴収で1科目となります。
しかも、徴収は選択式には出てきません。
それと労働科目は、1科目の中で第〇章とわかれていますが、章と章に独立性があるといいますか、一つの章ごとで区切ってもまだ覚えやすいと思います。
社会保険科目も結果としては区切って覚えていくわけですけども、
隣の章や別の章と関連性が濃いので、ある程度隣の章とつづきでやった方が、その関連性がわかりやすく理解度が深まります。
そして、一般常識科目に出てくるの法令は一つ一つのボリュームが少なく(国民健康保険法、労働契約法は少なくはないけどw)、独立して対処できます。
一般常識科目は、本番のテストでは勉強した法規が残念ながらまったく出ないこともありますし、ずらずらずら~と出ることもあるようです。
いづれにしても、後ろの方のやつを早めに読んでおくのが吉です。
ちなみに、私はこのことをユーチューブやブログなどで知ることが出来ましたので、テキストなどに自分で書いた日付によると、12月の中頃には一般常識法規に、着手し始めていました。
一般常識科目は、法令の問題であらかた得点しなければ、難解で雲を掴むような白書統計で足切りを喰らう可能性があります。なので、法令問題で得点するのです。つまり手を抜けない科目です。
といいますのは、この一般常識科目に含まれる中の「相方」である白書統計の問題は、さらにさらに、どこが出るのかわかりません。科目中の白書統計を全問失点することもあるでしょう。
しかも残念なことに、白書統計の教材は販売されるのは来年の5月くらいです。
それは本物の白書が省庁から出されるタイミングが春になるのと、それを吟味して出版するタイムラグがあるので仕方のないことみたいです。
健康保険法は他の法律のベースになる|社労士試験
健康保険は、身近な法律ですが、私にとって初見で理解することは、難しかった科目です。
本番の試験で、健康保険法の択一で5点(つまり半分しかとれなかった)の私がいうのはおこがましいですが、健康保険を理解すると、厚生年金保険法、国民健康保険法、船員保険法と関連が深いので、のちのちそれらの理解が深まります。
初めのうちは、どれが各法律間の共通事項で、どれが共通事項でないのかですごく混乱します。
いや、正直、私は、直前期も本番でも混乱していました。(受かった今でもです)
こういうのって、受験者の理解度を試すために、問題作成者も出しやすいのでしょうね。
これらをこなすことは横断整理といって、これも社労士試験では必ず通る道です。
この2つは購入してよく使っていました!私は大原の社労士24にオプションをつけなかったので、自分でこの横断整理を勉強していきました。社労士24単体には載っていないことも書かれていますので、知識の範囲を広めるには良かったと思います!
話を戻しまして、
健康保険は、数字を絡めて覚えることがたくさんあります。
それらの数字を覚えることは、少しでも早いに越したことはありません。
たとえば、高額療養費と高額介護合算療養費は、月額いくらの給料をもらっている人が、一月にこれだけ病院に払うとなった場合、結局どのくらい制度で減額してくれるのか?というちょっとした計算問題が出ます。
で、それを解くためには、数字と式を覚えなければいけません。
ここではとにかく、ゴロ合わせです。

このTACの語呂合わせ本、私も購入してました。語呂合わせは自分に合う合わないがありますので、いいな!とおもったものをチョイスしました。解説も書いていますので復習にもなります。それとこの本には、 別冊で目的条文暗記BOOKというのがついていて、こちらがすごく有用でしたね!鞄にいれて空いた時に流し読んでいました。
たくさん出てくる数字は語呂合わせで覚える!|社労士試験対策
社労士24の金沢先生はゴロ合わせの大家でいらっしゃるので、いろいろ伝授してくださいました。
そして、私はそれを自分が覚えやすいように付け足したりアレンジしたり、オリジナルをつくったりもしていました。
例えば、この健康保険の高額療養費、
まあ、なんのこっちゃでしょう。
ゴロ合わせは、はじめは、ふと脳裏に「ハッサン」って誰?から始まります。
そして、どんどん、語呂合わせとの接触する回数を増やしていくと、脳内でハッサンが濃くなってきます。あなたの中にハッサンが宿るのです!
そしてそれが常態になってしばらくすると、いつしか、だんだんとハッサンは表に出てこなくなってきます。
そのかわり、83万が濃くなり始めます。
この状態になると少なくとも、社労士試験本番までは記憶しているでしょうし、解答可能な状態になりますね!
がんばっていきましょう!


